チター
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チターは、胴の長さいっぱいに、胴と平行に張られた弦をもつ楽器です。
通常、胴全体が共鳴体の役目を果たしますが、補助共鳴体が付加されることもあります。
さまざまな形がありますが、単純なものとしては、地面チター、桶型チター、管型チター、いかだ型チター、
単純棒型チターがあります。単純チターは、アフリカでは最も一般的な楽器で、ふつう伴奏楽器として用いられます。

ヨーロッパのチターは、基本的に長方形あるいは台形の板型チターで、アパラチアン・ダルシマーやオートハープもこの種に属します。
ダルシマーは、ハンマーや棒で打って奏する板型チターです。
(アパラチアン・ダルシマーは手で弦をはじきます)

珍しい板型チターのエオリアン・ハープは、四角い共鳴胴と、風で鳴る弦をもっています。弦はすべて同じ長さですが、太さが異なり、風通しのよい場所に置くと音響を発します。
タンブラン・ド・ベアルンは、ばちで打つガットをもった弦ドラム、弓型チターは、19世紀のドイツの楽器です。
また、和音を演奏しやすいように弦が配置されている和弦チターもあります。

インドの最も重要な弦楽器のひとつであるビーナは、洗練された形の棒型チターで、一本の棒状の指板と、
二つのヒョウタン製の共鳴体からなり、インド全土を通じて見られます。

今日、一般的にチターとして知られているのはドイツ、オーストリア、スイスを中心に弾かれている民族楽器で映画「第三の男」のテーマ曲で有名になりました。

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カラフルなサウンドでアンサンブルに色を添えるオートハープはもともとブルーグラス音楽で使われる事が多い楽器ですが、その響き、そして気軽に扱える演奏スタイルから、フォークソングや弾き語りなどジャンルを超えて根強い人気を誇ります

“第三の男”でお馴染みの、
アントン・カラスの名チター演奏集。

貴重なアパラチアン・ダルシマーの弾き語りを収録(3、8、11)したアルバム

ジーン・リッチー「Ballads From Her Appalachian Family Tradition」
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