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民族クラリネット、複合クラリネット

クラリネット族の楽器は、リード、または舌と呼ばれるただ1枚の振動板をもつことが特徴で、
それは、円筒形の管から切り取るか、貼り付けるかされています。
この種の楽器は、おそらく古代エジプトで起こり、北アフリカ、ヨーロッパへと広がっていったと考えられます。
世界各地で見られるホーンパイプは多種多様ですが、最も単純なものに、ウシの角に1本の茎がそのまま
差し込まれ、それに切り込まれたリードをもつものがあります。

地域によって二重、三重、時には四重のクラリネットが見られ、これは複数の管楽器を組み合わせて演奏する方法を反映したものです。
この種の楽器は、とくにアラブの国々で重要視されていますが、そのほかバルカン地方、インド、サルディニア、
南アメリカなどでも見られます。
インドの「へび使い」が吹いているのは二重クラリネットの一種です。

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