ミュージカル・ソウ（のこぎり音楽）と卓上グラス・ハーモニカ、また、貝殻や松かさをすり合わせることなどを含めて「摩擦によって鳴らされる楽器」に分類されます。
湿らせた指、布や縄切れ、木の棒などが摩擦する道具として用いられますが、最も原始的な例としては、貝殻や松かさなどのように、こすり合わせて音を出すだけのものもあります。

ワイン・グラスの縁を湿らせた指でこすると、器の内部に振動が起こり、高い金属質の音が生じます。
大きさや厚みの違うグラスを箱に納めて演奏されたミュージカル・グラスは18～19世紀に人気がありました。