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原始的トランペット

原始的トランペットとホルンは、どちらも唇の振動で音を作り出す楽器のため、区別をつけるのが非常にむずかしいです。
一般にトランペット管は直線状の円柱形をしているのに対し、ホルン管は曲線を描いた円錐形である場合が多いです。
原始的トランペットは、一般に宗教的儀式や呪術と関連して、すべての大陸に存在し、使用されています。
南アメリカ、アジアでは人間の骨や、ろう、粘土のほか銀、金などさまざまな材料が使用されていました。

単純なホルン

ホルンは、湾曲した円錐形の楽器で、唇を振動させて音を作り出します。
最も単純なものは動物の角でつくられており、これは他の原始的なホルンのモデルにもなっています。
末端を吹くもの、横を吹くものがありますが、指穴のついたものを除けば、旋律音階はきわめて限られています。
また、ホルンは信号用楽器あるいは儀式、祭礼に広く使用されています。

ほら貝(中)

ほら貝
吹き口がついているので、貝の末端を直接吹くものに比べると現代風ですが、
単純ホルンといえるでしょう。
フジツガイ科の巻き貝。
修験者が山中で猛獣を追い払うために吹いたほか、
法会や戦陣における合図などに用いたもの。

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